中古マンションをカスタマイズするスケルトンリフォームプロジェクト”From Skeleton”。
J邸は、36m2のルーフテラスがリビングに接したメゾネット式の立体感のあるユニークな物件です。フロムスケルトンの説明会参加から完成まで、プロジェクトの流れを詳しくレポート!
間取り | メゾネットタイプ 1LDK+ルーフテラス |
家族構成 | 3人 |
広さ | 専有面積 74m2 + ルーフテラス35m2 |
物件所在地 | 神奈川県川崎市 |
お子様がお生まれになったことをきっかけに、住宅取得を検討されてこられたJさんご夫妻。「From Skeleton」の説明会に参加されたのは、第一回目の合同説明会でした。1年前から住宅取得を念頭に新築分譲マンション購入やコーポラティブハウスへの参加を検討して来られたJさんご夫妻は、しっかりとした住宅取得のイメージをもってお話を聞いていただきました。
Jさんご夫妻と打合せしているのは、設計・施工担当のTさん(手前右)、とコーディネーターのI(手前左)です。
合同説明会参加後、From Skeletonへの参加を前提に個別相談に来社され、物件探しの希望エリアや希望の間取り・広さなどライフスタイルにあった住まいの形についてヒヤリングを行い、具体的な物件の情報の検索・物件を探す上での注意点や方向性の検討を行いました。
この日Jさんご夫妻は、From Skeletonに参加お申込みを行い、From Skeletonプロジェクト第一号のお客様となりました。奥様がご自宅でお仕事をされているため、ライフスタイルにあった間取りへと自由設計できる点に魅力を感じていただけたこと、また、事前の資金計画(概算)で物件の取得からリフォーム資金までトータルコストを算定し、住宅ローン等の必要資金がその場で具体的にシミュレーションできたることが決定打となりました。スタッフ一同、フルサポートで住まいづくりを応援する決意です!
不動産流通機構データベースでの物件検索や、不動産業者の情報サイト、希望エリアの不動産業者へのヒヤリング等を行い、希望条件の物件について複数候補をご用意いたしました。Jさんご夫妻は、それらの情報の中の一物件についてご興味をもたれ、購入を視野に入れアプローチすることになりました。コーディネーターは、不動産仲介業者との連携を開始。不動産仲介業者の担当者を通じ、物件内覧の希望を売主さんにお伝えしました。
売主さんは居住中でしたが、快く物件の内覧に応じていただき、Jさんご夫妻と共に設計・施工スタッフ、コーディネーター立会いの下、物件内覧を行いました。
物件は24年前にコーポラティブハウスとして竣工したマンションで、リビング南側に位置する約36m2のルーフバルコニーが開放的な5階・6階のメゾネット住戸で立体感と開放感のあるユニークなお部屋です。設計・施工スタッフとコーディネーターが構造、階高、設備、目に見える配管のチェック、修繕履歴や管理組合の状況についてヒヤリングを行いました。
Jさんご夫妻の希望する間取りや設備について、物件内覧を行った状況を踏まえ、設計アドバイスを行いました。Jさんご夫妻がイメージされているプランを実際の物件にどのように落とし込めるのかがポイントです。また、物件価格・工事の予算を修正し、資金計画の精度を上げていきます。プランイメージと総予算とのバランスチェックも重要なチェックポイントです。
この日、Jさんご夫妻は物件の購入を決意され、不動産仲介業者に対し、物件購入の第一交渉権を確保するため、不動産仲介業者を通し物件購入申込書を売主側へ提出し、物件購入の申込み予約を行いました。
Jさんご夫妻、コーディネーター(兼、不動産仲介業者)、売主さん、売主さん側の仲介業者が一堂に会し、不動産売買契約が交わされました。重要事項説明として、土地や建物の登記事項、設備や修繕履歴、管理組合規則など当該物件について詳細な内容が説明された後、契約書に署名捺印を行い、売買契約手付金の授受を行いました。
契約締結後、売主さんから、マンションを取り巻く環境や住人の方々のご様子、建物や設備の状態、路上駐車禁止が解除されたヒミツのポイントなど、ざっくばらんにお話していただき、とても和やかな時間になりました。
不動産売買契約と同日、Jさんとタウン・クリエイションの間で、不動産媒介契約、コーディネート契約が締結されました。また、Jさんとエー・ディーアンドシーの間で、設計業務委託契約(工事予約)を締結いたしました。不動産仲介手数料(半金)、コーディネート契約手付金、設計業務委託契約手付金の授受を行い、いよいよこれから本格的な設計の始まりです!
お子様がお生まれになったことをきっかけに、住宅取得を検討されてこられたJさんご夫妻。「From Skeleton」の説明会に参加されたのは、第一回目の合同説明会でした。1年前から住宅取得を念頭に新築分譲マンション購入やコーポラティブハウスへの参加を検討して来られたJさんご夫妻は、しっかりとした住宅取得のイメージをもってお話を聞いていただきました。
基本設計が始まり、間取りがある程度確定した次は、住宅設備です。その中でもキッチン、トイレ、バスは比較的大きな予算を割く設備であり、上下水配管、排気、電気配線など、設備設計に影響を与えます。特に、既存マンションをリフォームするFrom Skeletonにおいて重要設備選びは、大切なポイントです。Jさんご夫妻は、設計・施工担当のTさんとキッチンのショールームに訪れ、デザイン・機能・価格を確認すると共に、工事が可能であるかもしっかりチェックしました。
Jさんご夫妻は、購入したマンションに設置されているまだ新しいHIクッキングヒーターを取り外し、今回注文するキッチンに組み込むことにしました。使える物は生かしてコストコントロールできるところもFrom Skeleton PJの魅力です!
不動産売買契約を締結しているため、物件購入代金が確定しています。基本設計プランと住宅設備のイメージ固めを行い、工事代金の概算と資金計画(概算)の精度をさらに高めたうえで住宅ローン申請を行います。事前に住宅ローン事前審査を終えているため、審査はとてもスムーズです。
Jさんご夫妻は、設計・コーディネーターと打合せを重ね ます。間取りを決めながら、床暖房の有無、フローリングとカーペットの選定などなど・・・。ひとつひとつ打合せを進めながらイメージを固めて設計を行います。 設計スタッフのTさんは、収まりや見積をチェック。 資金管理とスケジュールのチェックは、コーディネーターの役割です。 設計打合せの後、コーディネーターはJさんご夫妻と、 住宅ローンの金利選択の方向性を確認しました。 住宅ローンの返し方は人それぞれ。返済シュミレーションを行いながら、コーディネーターがライフスタイルに 合った返済方法のご相談にのります。
J様ご夫妻と売主側仲介不動産業者さん立会いの下、設計・コーディネーターで売主さんのお引越しが済んだ後の物件引渡し確認と設計プランを基にした簡易調査を行いました。 家具や生活雑貨が持ち出され、改めて間取りや設備の詳細寸法など、現況での収まりを丁寧にチェック。 設計担当のTさんは、解体業者さんと現場に入り、工事の段取りや実施設計に向けた確認を行いました。 Jさんご夫妻も、新たな住まいの実感が沸いてきたようです!
物件引渡し前に住宅ローン契約を終え、いよいよ購入物件の引渡しです。丸の内某都市銀行支店で住宅ローンの第一回目の実行です。当日は、売主さんと売主側の仲介不動産業者さん、Jさんとコーディネーター、司法書士、銀行住宅ローン担当者の面々で、住宅ローン実行後、物件購入残代金のお支払い等を行いました。 この日、晴れてJさんご夫妻は、お住まいを手に入れられ、マンションオーナーとなりました。しかし、これからがFrom Skeletonの本番です。リフォーム工事着工へ向け、準備の方も着々と進んでいます!
購入物件の引渡し後、速やかに管理組合に対し、設計図書(基本設計図・仕様書・工程表)を添付の上、工事施工届出書を提出いたします。工事施工届提出後の管理組合から工事着工の承認を受けるまでの期間は、管理組合の規定次第ですが、通常の場合2~3週間の承認期間が必要です。J邸の場合、管理組合の迅速なご対応をいただき、工事施工届出書提出から約10日間で工事施工の承認を頂くことが出来ました。
管理組合の役員の方からは、「工事施工届に添付された設計図書が整っていたので、承認手続きもスムーズでした。」というご感想をいただきました。これも、設計打合せを重ね、事前準備を行った結果であり、本PJの利点です。
工事承認が下りましたら、速やかに解体工事の開始です。再利用予定の設備をあらかじめ取りはずし、不要となる天井、造作壁、床等を解体。J邸は、あっという間にスケルトン状態へ。設計・施工担当のTさんは、解体後の実施設計に向け、解体前にはチェックできなかった解体後の躯体の状態や配管経路等をチェックして行きます。
解体工事が完了し、設計図面をもとに新しい住まいの内装工事の開始です。内装工事は、電気配線や設備配管の工事から始まり、床、壁、天井の下地工事、キッチン、バス、トイレ、温水器、換気扇、エアコンの設備設置工事と進んでいきます。この日、工事の現場見学に訪れたJさんご夫妻は、実際の空間と自然光の具合を確かめながら、現場でクロスの色等の選定を行いました。設計担当Aさんが、現場監理を行っているため、軽微な変更や決定事項の実施工事への反映がとてもスムーズです。
J邸の完成が間近に迫りました!Jさんは、コーディネーターI、設計・施工担当Aさんと共に施主検査を行い、発注した工事が問題なく行われているか、キズ・汚れなど手直し工事が必要な箇所がないかひとつひとつチェックしました。補修等の必要箇所は、現場に指示を行い、引渡し日までに手直しを完了させることになります。
ついに物件引渡しの日がやってき ました。引き渡しに際して、「瑕疵担保責任」やアフターサービス内容の説明を行いました。また、工事施工者の保証書の交付と共に、各部材ごとにメーカーが保証する保証内容等について詳しくご説明しメーカー保証書を交付しました。全ての工事が問題なく完了していることを確認した上で、工事竣工届・物件引渡書に調印していただきます。この調印がなされた後、鍵の受け渡しが行われ、Jさん ご夫妻は、ついに新居を手に入れられました!
From Skeleton (スケルトンから考える家)第1号J邸が完成いたしました。お申込みから、完成まで約6ヶ月。築24年メゾネットタイプの中古マンションをスケルトンリフォームし、広々としたウッドデッキテラスと光あふれるリビング&ダイニングのある心地よい住まいが出来上がりました。半年の間、ご夫妻のライフスタイルに合わせ、ひとつひとつ検討を重ねてつくり上げられたお住まい。Jさんご夫妻に心から喜んでいただき、私たちも本プロジクトを始動できたことの喜びと、やりがいを実感いたしました。
お申込みから、完成まで6ヶ月。築24年メゾネットタイプの中古マンションをスケルトンリフォームし、大きなデッキテラスと光あふれるリビング&ダイニングのある心地よい住まいが出来上がりました。オーナーであるJさんご夫妻が入居された後のご感想‥「引っ越して数日経ちました。なにもかも新しいはずなのに、ずっと前から知っている住まいのように体に馴染んで、とても不思議な感覚です。家族みんなで心地よく過ごしています。」
半年の間、ご夫妻のライフスタイルに合わせ、ひとつひとつ検討を重ねてつくり上げられたお住まい。Jさんご夫妻に心から喜んでいただき、私たちも本プロジェクトを始動できたことの喜びと、やりがいを実感しました。今回は、完成したJ邸の一部をご紹介します。
リビングダイニングと洋室の二間あったフロアをひとつの空間に、壁付けで囲われていたキッチンも吊り戸のないアイランドに変更することで開放感が得られました。いわゆる間仕切りをせず、中央に配置した棚でひろびろ感を保ちながら手前と奥の空間を分けています。奥のスペースで仕事をしながらリビングの家族に気を配ることができる、ご自宅でお仕事をされるJさんならではのプランが実現しました。キッチンの奥は洗濯機のあるユーティリティスペースで、家事動線にも配慮されています。
もともとタイル貼りで若干傾斜のついていたテラスでしたが、フラットなウッドデッキ貼りとする事で、リビングの延長のような気持ちの良い空間が広がりました。
6畳の寝室と3畳の納戸の間仕切りを取り払い、内装を一新。 ゆとりある9畳の新たなベッドルームが誕生しました。
年代を感じる小振りのお風呂場は思い切ってかつての洗い場スペースもすべて浴槽に。独立していたトイレは洗面室と一緒になりました。「バストイレ別」という考え方は主流でしたが、開放的な一体型バスルームも気持ちの良いものです。パーツの交換にとどまらず空間そのものをリフォームできるのがフロムスケルトンの最大の魅力です。