アメリカンコレクティブル系のアンティークの食器やコーヒー豆をネットショップで販売していたオーナーさんが実店舗として展開したいということで立ち上げられたお店です。ちなみにエー・ディーアンドシーが入っているビルの1階にあります。
取り扱っている食器はアンティークでかわいらしいものが多いのですが、内装はイタリアにある小さなバールのような空間で今にもHappyhourが始まりそうな店舗です。食器やディスプレーとも融合するようにデザインしました。スチールの荒っぽいパイプ棚やクロカワ(スチールの加工前の被覆)の金物を使用することでかわいらしくなりすぎないように荒っぽい雰囲気も取り入れ、さらにリビングのようにくつろげるカフェというイメージもプラスして大枠の構想ができあがりました。
このデザインは住宅としても取り入れることができるものだということで、今回特別に事例として取り上げさせて頂きました。
- RCの建物で開口やサッシの位置などが決まってしまっているという物件条件の中でいかに躯体を痛めずに利用していくかが課題でした。既存のサッシの開口を入口にするために床をあげたり、既存のダクト穴を上手く利用しました。
- オーナーさんがエー・ディーアンドシーのDCLOFTの活動に賛同して下さり、所々DCLOFT品を使用することになりました。
例えば古材のフローリングは床に貼るには足りなかったのでカウンターのトップに使用しました。また、飲食店のデットストックだった3mのロングテーブルも活用。