某勉強会
TOWN CREATIONスタッフ[ 2009年5月15日]
昨晩、コーポラティブハウス関連団体主催の講演会に参加しました。
コーポラティブハウスに限らず、今後の「ハウジング(=住宅供給)」「200年住宅」という広意義での講演でした。途中エアコン効きすぎで寒いし眠いし仕方なかった(内容的にも?)のですが、有料だったし眠気の波が過ぎるまで何とか耐えました。もちろん勉強にはなりましたよ。
欧米と比較し日本の住宅は良質でなく寿命が短く、また画一的だという話は良く聞きますが、意外に思ったのは、「うさぎ小屋」と言われる住宅の広さ面では、持ち家ではそんなことはなく、アメリカに次ぐほど広いんだそうです。
平均すると120㎡。戸建信仰もあるし、しかも地方圏を含むからでしょう。
ただし賃貸(借家)での比較では、圧倒的に日本は狭い。外国人の誰かが「うさぎ小屋」と呼んだのは
都心部の借家を見ての表現だったようです。イギリスのほうが、持ち家平均80㎡程度となるそうです。階級社会だから、お城所有の方もいるとは思いますが、狭くて古い住宅も大切に住み継がれている国なんでしょう。
日本の都心の地価では、やはりそれほど広い面積を取得することは、一般的には難しい話ですから、絶対的な数量は広げることができなくても、「広く感じる」ように変える可能性がある物件を見つけ、広く使えるように設計の工夫で実現するといいんじゃないでしょうか。
コーポラティブハウスに多く提案されるメゾネットの吹抜けのように天井が高く設定される物件も確かに開放感に対しての工夫ですね。
yoshida