「スケルトン・リフォーム」は本来普通です。
TOWN CREATIONスタッフ[ 2009年5月11日]
「スケルトン・リフォーム」は本来普通にあるべきことと思います。
中古住宅の内装を自分のライフスタイルに合わせて改造することは、
主役である住む人、家族が変われば、当然です。
自分に合わせてモノを選び、さらに合うように造り変える。
賃貸でなく自分の持ち物になるわけですし。
この数年でようやく、デザイン面も重視し、配管の更新や間取りの変更もする
「リノベーション」という言葉で単なるリフォームと区別もされるようになってきました。
ただし「内装リノベーション済み」として売り出しの物件でも、
正直中身は売り手側の都合で造っているから、改修前と表面的にしかほとんど違いはなく、
ちょっと ガッカリ するものが多いです。
その人の好みにぴったりで、買ってすぐ住める状態を求めるなら、
それでいいじゃないかという意見もごもっともですけど。
新しく住む人が造りたいようにそのままにしてくれればもっといいのに、
解体だけしてくれたらどれだけ有り難いか、いつも都合よく思ってしまいます。
住まいは住まい手がいて初めて形が決まると思います。
「リノベーション」や「スケルトン・リフォーム」は
既存物件の良さを活かしつつ、
自分の好みに合わせた居心地の良い新しい空間とする行為。
それなりに時間と手間はかかるけど、その分、
自分の家の中身が分かり、
自分や家族の趣味、嗜好、時には異なる考え方も
より理解できるきっかけになります。
新築注文住宅が理想かもしれませんが、
中古物件でも良い素材がありますよ。
中古を買う方は、ぜひ当たり前のように
「スケルトンから」。
yoshida