新築住宅供給数の大幅減
TOWN CREATIONスタッフ[ 2010年2月22日]
先日の国土交通省が発表した統計によると2009年の新設住宅着工戸数は、
全国で78万8410戸となりました。
これは対前年比27.9%減で、分譲住宅(建売戸建て、分譲マンション)に限ると
16万8837戸、同43.7%減です。
不動産業界および建設業界の低迷、
そして家計では所得減や雇用不安が直結したことによるでしょう。
国土交通省の発表資料はこちら
ただ、分譲タイプ住宅の大きな減少は、
それだけが理由ではないはずです。
家を持ちたい世帯が、お仕着せの分譲型でない住まい
を求めていることも大きいと思います。
建売は確かに安く、取得しやすい価格かもしれません。
しかし、せっかく大きな金額をかけるのに
個性のない空間でよい?
ならば、賃貸のほうがよいんじゃない?
という層が増えているのは間違いないです。
戸建て用土地の取得はなかなか難しい都市部では
コーポラティブハウス、
そして既存(中古)住宅のリノベーション、
スケルトンリフォームが
今後ますます求められると思います。