リフォーム・リノベーションで空気もきれいに
TOWN CREATIONスタッフ[ 2009年8月21日]
中古物件のリフォームでは、既存の状態よりも基本的な生活に大切な
空気環境をよりよくできる機会でもあります。
「高気密高断熱」がうたわれる反面で、一般的な築浅の分譲マンション物件では
空気の流れを考慮した間取り設定や仕様ではないため、
北側の外壁側や水廻り部分では、より結露そしてその湿気を栄養にして、
カビが発生しやすくなっています。
機械による24時間換気も効果が薄い箇所ができて、
空気の入れ替えが少ない=水蒸気が逃がせないことが要因です。
カビが発生してから、除湿機を設置されている方もあるでしょう。
ホルムアルデヒドのような化学物質による
シックハウス問題もありますが、
カビの胞子が要因の健康被害にも注意が必要です。
これから物件を探したり、
これからリフォームの計画という方も、
当然『風通りの良い』物件を希望されます。
そして『カビが発生しにくい』=『お掃除が楽』『健康によい』
物件浴室の仕様や壁材などを望む声があがります。
新築の場合、コンクリート内の水分発生が最初の1~3年は著しいので、
コンクリート表面に結露が発生しやすく、5年くらいは覚悟しないと、
とは言われます。
しかし、対策をきちんと施していればかなり防げることは間違いないです。
コスト面や建物構造的に間取りも設計されまするので
仕方がないかもしれませんが、
購入してから予想以上に驚き、困っている方も多いことでしょう。
中古マンションや中古戸建ての場合、
既存状態でどこが結露しやすいか、風通りが悪いか、
など判断でき、リフォーム時にきちんと計画することで、
より快適に改造することができます。
方法は、大きく分けて3つ。
1.風通りの良い間取りにし、機械換気も再プランニング。
2.機能性のある壁材を採用。
3.外壁側の壁・窓サッシュ部の改善。
具体的な方法は、物件により異なり、予算とのバランスもあります。
年を経た中古物件は、実態と解決策を講じることができるメリットがあります。
せっかくリフォームして新しい住まいにするのであれば、
ぜひ空気環境ももっときれいになるようにしたいですよね!